早漏対策といえば、
自分でペニスを鍛えたり、スプレーをかけて鈍感にする方法を
連想すると思います。
しかし、実は、早漏に効くとされる飲み薬が
いくつかあります。
それぞれ、効果・副作用・価格の観点から、
詳しく見ていきます。
早漏対策飲み薬一覧
抗うつ薬
海外の研究で、
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
と呼ばれる抗うつ薬が
早漏改善に効果があることがわかっています。
早漏になるのは脳内のセロトニンという物質が
不足しているからであり、SSRIを投与して
セロトニンを増やせば早漏が改善されるという理屈です。
SSRIの抗うつ薬として代表的なものには、
パキシルやプロザックなどがあります。
海外の臨床実験によると、被験者にパキシルを投与して射精時間を計った結果、
挿入時間が通常の4~8倍になったというデータがあります。
実際、鬱病薬を飲んで射精しにくくなったという報告は
たくさんありますし、効果はあるのだと思います。
参考:パキシルで早漏が治る!?
しかし、問題は副作用で、めまい・吐き気・下痢といった症状の他に、
薬物依存症になるリスクがあります。
(ドラックのように、薬をやめるのが大変です・・。)
また、鬱病薬を早漏改善目的で使う場合、
保険は適用外なので、薬代が高くつくのもデメリットです。
ダポキセチン
ダポキセチンは、パキシルなどと同じSSRI薬の一種です。
違いは、パキシルは鬱病治療を目的としているが、
ダポキセチンは早漏治療を目的として開発された点です。
うつ病治療薬であれば、長い時間体にとどまって、
ずっと効果が続く方がよいです。
しかし、早漏治療薬であれば、セックス前に飲んで行為の間だけ
効果があり、その後すばやく体外に出ていって
余計な副作用を引き起こさない薬が望まれます。
そのような性質をもった薬こそが、
ダポキセチンというわけです。
代表的なダポキセチン配合薬には、
プリリジーやポゼットなどがあります。
さすが早漏治療のために開発された薬だけあって、
通常の抗うつ薬に比べて効果は高いです。
しかし、めまい・吐き気・下痢といった
抗うつ薬と同じ副作用を伴います。
抗うつ薬に比べて副作用は抑えているのかもしれませんが、
実際には強い副作用が発現した報告はいくつかあります。
また、価格が高いです。
ダポキセチン配合薬・プリリジーは6錠で1万円以上します。
(ジェネリック医薬品だと安いですが。)
病院では処方できず、海外から個人輸入しないと
入手できないのもネックです。
ED治療薬
バイアグラなどのED治療薬には
早漏改善効果があるといわれています。
ガチガチに勃起することで感度が鈍くなる
という副次的効果かと思いきや、
海外の研究ではED治療薬そのものに
早漏改善効果があることが確認されています。
私は、シアリスというED治療薬を飲んでいますが、
たしかに飲むと射精時間が長くなります。
もちろん、効果には個人差があり、
「全く効かない」と訴える人も少なくないので、
過度な期待はしない方がいいですが。
ED&早漏治療薬
純粋なED治療薬以外に、
EDと早漏の両方を治す薬があります。
ED治療薬に早漏防止成分ダポキセチンを混ぜた薬です。
代表的なものでは、
バイアグラの成分にダポキセチンを
加えた「スーパーカマグラ」、
シアリスの成分にダポキセチンを加えた「タダポックス」などがあります。
ネットでは「効果があった」という口コミが多いですし、
EDと早漏の両方に悩む男性にとっては
救世主的な存在ではないかと思います。
もちろん、効果がある分、
下痢・吐き気・頭痛といった
副作用が伴いますので注意してください。
まとめ
以上、まとめると、
効果の面では ダポキセチン≧抗うつ薬>ED治療薬
という順で高くなり、
副作用の面では 抗うつ薬≧ダポキセチン≧ED治療薬
という順で強くなります。
ダポキセチンが効果が高いのは、
早漏治療を目的とした薬ですから、
当然といえば当然でしょう。
しかし、一方でまだまだ安全性に不安があります。
ヨーロッパでは世界初の早漏治療薬として
ダポキセチン配合薬プリリジーが販売されましたが、
日本とアメリカでは認可されていません。
強い副作用の報告が少なからずありますし、
私としては安易に手を出すものではないと考えています。
くわしくは以下の記事を参考にしてください。